阿蘇のいのち、いま噴き出す。 千年のときを刻む、湧水と祈りの杜
上の画像は「井王三郎神社」
夢枕に立った神
dream message
浮島神社の創建は、平安時代の長保三年(1001)。 領主であった井王家三代目井王三郎直久に熊野神の啓示がおりました。「屋敷の北を掘れ!」と。直ちに実行。すると黄金色の兜が出現。神に感謝すると、まわりの湿地帯から水がひき、兜からはおびただしい量の水が溢れ出し、神ノ池ができました。土地から水気が引いたおかげで農作物に適した田畑になり人々は喜びました。
そこで神社を祀り「浮島熊野坐神社」と名づけ三郎さんは初代神主となりました。三郎さんが亡くなったあと、その功績を称え彼は神となり「井王三郎神社」に祀られました。
いざなぎ・いざなみのみこと
夫婦神
夫婦神
阿蘇の山々に降り注いだ雨が数十年の歳月を経て、台地の端より清らかな伏流水として噴き出す「生命の源」に当神社は鎮座しております。 「井寺古墳」という装飾古墳のあるこの地、人々の暮らしを潤してきたこの地で、日本最初に夫婦となられた伊邪那岐命(いざなぎのみこと)、伊邪那美命(いざなみのみこと)をお祀りし、一千有余年の間、夫婦の守護神として篤く信仰されています。
神が結ぶ、生命の絆
主祭神である二柱の神様は、日本という国を産み成された、日本最初の夫婦神です。 阿蘇の山から運ばれた水がここで地上に現れ、大地を潤すように、新しい命がこの世に生まれ出る「安産」や、大切な人との「縁」を育む社として、県内外から多くの方が参拝に訪れます。千年の森と、絶えることのない湧水が、皆様の結んだ絆を末永く見守り続けています。
不沈の象徴「浮島さん」
社殿の周囲には、透明な水が溢れる「神ノ池」が広がっています。 どんな大雨や洪水に見舞われようとも、社殿が水に沈むことなく、あたかも水面に浮かんでいるかのように見えたことから、人々は親しみを込めて「浮島さん」と呼び、敬ってきました。この「決して沈まない」という姿は、現代においても「どん底から浮き上がる」「困難に負けない」不沈の御神徳として、あらゆる難局に立ち向かう方々の心の支えとなっています。